森倶楽部21
特定非営利活動法人 森倶楽部21
安曇野の長峰山で人と生きものたちが生き生きとつながる里山再生に取り組んでいます
活動報告

作業道整備

【森林整備活動】
日 時:3月20日(日)9:30~12:00
天気:晴れ 

【森林整備薪材活用グループ活動】
12:00~13:30 
参加会員:8人
活動場所:二十三夜塔上の作業道
活動内容:作業道整備  

 

二十三夜塔上の作業道にて、松くい虫の倒木の処理班2人とロープウインチによるクリ・コナラ・ニセアカシアの倒木引き上げ班6人とに分かれて作業を行なった。

倒木処理は前回と同様に行い、他の倒木3本の引き上げは下記の流れで行なった。

①谷間の倒木の処理(根の切り離しや枝払い)




②ロープウインチを設置する木(直径30cm程度)を選定し、幹根元にエンジンウインチを固定。




③ウインチを設置した木の幹上部の太い枝にウインチから出るロープが付いた滑車を取り付け、ロープを持って谷側に降り、スキッドコーンへ通し、ロープと処理をした倒木をワイヤーとカラビナで結び、スキッドコーンへ通し、ロープウインチを始動させ引っ張りあげた。

(2022年4月通信第235号より)

スキッドコーンがあるおかげで、引き上げ経路上にある障害物などにはひっかからずスムーズに引き上げができた。ただ、重量が重い木の引き上げ時は、エンジン音が高くなり、負荷がかかっているようだった。

太い倒木はある程度玉切りにして、分けて引き上げた方がロープウインチに負荷が少なくてよいと感じた。

また、ロープウインチの使用後半はチョークを入れたままエンジンを稼働させたため、燃料かぶりがあり、正常に使用できない時間帯があった。

今後は同様の操作ミスをしないように使用し、作業効率を落とさないようにしたい。


引き続き林産物活用として、薪材活用グループの4名が作業道へ引き上げた倒木3本の玉切りをして搬出した。


※ロープウインチやガイドブロック(滑車)は、設置可能な場所・位置・強度・作業性などを考慮し、作業場所により設置位置を決定する。

また、材の引き上げ中、倒木・岩などにはまり上がらない時、別の場所に材を上げる時など、引く方向を変える為ガイドブロック(滑車)を新たに別の位置に取り付けたりもする。